「学びの達人」への実践教育④ メンタルブロックをなくそう
メンタルブロックという言葉をお聞きになったことはございますでしょうか。
「できない」「嫌だ」「無理だ」というネガティブな思考や言葉が、行動まで抑制してしまうということがこれに当たります。
勉強においては、特にこのような言葉を言ってしまいがちではないでしょうか。
「できない」「嫌だ」「無理だ」という言葉の裏側には、どんな気持ちが隠されているのか。
それは「やりたくない」ということではないでしょうか。
嫌なことは、できるだけ避けて通りたいものなのは、十分わかります。
しかし、避けて通るばかりでは、できないこともあります。
勉強もその一つです。嫌なことを避けていて、成績が向上させるのは難しいことです。
誰しも苦手科目、苦手単元はあります。
その「苦手=したくないこと」に対して、どう向き合うかが肝心です。
「嫌だ」という側面に対して、嫌だからしないのではなく、それを克服するために、出来るようになるために、どうすればいいのかを考えてもらうよう、指導を行っています。
また「ネガティブワード禁止」「プラス志向で」という掲示も行っております。
一旦「できない」と思ってしまうと、「自分はできないことだから」という心理的なブレーキがかかってしまいます。
そうなると、ほんとはちょっと難しく見えていただけのことが、大きな障壁のように感じてしまいかねません。
そのため、メンタルブロックが働きそうな困難に直面したときでも、「どうすればできるのか」を考えることであり、そもそもメンタルブロック自体を作らないよう「ネガティブワード」を出さない指導を行っております。
さらに、このメンタルブロックは、自身の考えだけではなく、周りが創り出すこともあります。
例えば「〇〇は英語苦手やからな」とか「計算スピード遅いから」とかを周りが言ってしまうことで、自身はそういうものだという認識ができてしまいます。
そういったマイナス要因となる発言をしないよう、講師の方からも前向きな言葉をかけることも意識的に行い、生徒たちがメンタルブロックを作らないような環境を作っております。
勉強は、スポーツなどの才能や体格などが必要なものと違い、適切な時間と量が伴っていれば、努力を裏切らないものだと考えています。
その努力にブレーキをかけてしまうようなことにはならないよう、我々講師陣も意識していきたいものです。